今日は、ベランダの床の塗り替えです。
防水塗装をしますが、防水工事にはいろいろな種類があります。
1.コンクリートの打ちっぱなしに防水塗装を施す場合と
2.既存の防水を塗り替える(強化する)工事です。
今回は2番の塗り替えをします。
既存の(新築時)防水には、
シート防水(シートで覆われていて継ぎ目がかまぼこ状に盛り上がっている)
FRP防水(ガラス繊維で出来ている良く見ると細かい筋が見える)
ウレタン防水(ウレタン樹脂を流し込む、硬化してもやわらかい)
大きく3種類あり、どの防水も塗替えは必要です。
このアパートではウレタン防水で施工されていたので、ウレタン防水用の塗替えをします。
しかしその一室のベランダだけが劣化が著しく酷いので上記1番の施工も行います。
シート・FRP・ウレタンとすべての防水に言えることは、塗替えは大切です。
亀裂が入ってからでは、ひと手間かかってしまいます。
亀裂が無い状態での塗替えは[洗浄・シーラー・中塗・上塗]で済んでしまいますが
亀裂が入っていたり、雨漏りの疑いがあれば
シーラーと中塗りの間にウレタン防水を施す工程が追加されます。
今回の一室はさらに酷く、防水層とコンクリートの間に雨水が入ってしまい、
まったくその機能を果たしていない状態でした。
そのような場合は一度ウレタン防水をはがして、コンクリートをむき出しにさせます。