妻の実家で塗り替え塗装⑥軒天塗装

詳しく解説していきます!

今日は軒天を塗装します。

軒天とは屋根の下側・壁から軒先までの部分

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※写真だと分かりやすいですね。

妻の実家では、新築時にパパさんのこだわりでオレンジという特徴のある色でしたが、今回の塗り替え時のイメージには合わないので、白に塗装し直しました。

軒天の塗装には、軒天の下地処理ともいえる工程があります。

軒天は約90センチの板を張り合わせて出来ています。

その板と板の継ぎ目を埋める作業が必要になり、「パテかい」と呼ばれています。

そのまま塗装してもその継ぎ目が目立ってしますので、

先ずは塗装前に継ぎ目の中に入れるようにパテを薄く擦りつけます

次に同じ場所に少し厚みを付けてパテを付けます

最後に固まったパテを紙やすりで平らにならします

これが軒天の下地処理にあたるパテかいです。

注意したいのが、パテかいを必要としない軒天もあります。

それは、板と板の継ぎ目に意図的に隙間がある「目透かし使用」の場合と、継ぎ目にプラスチックや金属のカバーが付いている場合です。

補足:下塗りの次は軒天なの?

これは作業店により様々です。

弊社では基本的には下塗り→中塗り→軒天→上塗りの順番で施工していますが、その日の天候や施工時間や人数によって変更しています。

例えば午後から雨が降りそうなので今から外壁を塗装しても降雨までに塗り終わらないから軒天を先に塗装する

現場に出ている職人が二人で、その日一日では中塗りが塗り終わらないので、確実に塗り終わる軒天からやろう!とか

軒天の塗装が中塗りの前か後ろに移動します。

しかしどんなことがあろうとも軒天を「下塗り前」と「上塗り後」にはしません!

それはなぜ?

まず、下塗り前には塗装しない理由は

外壁を汚したくないからです。

実は軒天を一番初めに塗装する施工店が非常に多いのです。

どうゆう事?

それは軒天が先の方が楽だからです。

壁と軒天の境目を「取り合い」と言います。

軒天を先に塗装をすると、取り合いを無視して壁の方に軒天の塗料をべちゃべちゃ付けながら塗装をします。

次に取り合いにテープを張って外壁を塗ることで

先にべちゃべちゃと壁に付着した”軒天の塗料”の上から外壁の塗料を塗ることになります。

壁の塗料と軒天の塗料は異質な物質なので後々剥がれの原因になるのです。

弊社ではそのような仕事は絶対にしません!

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写真のように必ず取り合いにテープを張り(ピンクのテープで見づらいのですが)壁の塗料は軒天に付着しないように

軒天の塗料が壁に付着しないように徹底しています。

最後にテープを剥がして、軒天のテープが張ってあった部分を塗装します。

他の施工店はこの「最後にテープを剥がして、軒天のテープが張ってあった部分を塗装」が手間なので先に塗装してしまうんですよね。

次に上塗り後に塗装しない理由ですが

これは愚問ですね、せっかくきれいに仕上がった外壁を天井からの白いペンキで汚したくないですからね。

おわり

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