詳しく解説していきます!
お家全体がすべて塗り終わりました。
次からは、より塗装を引き立てる作業に入ります。
・ペンキ落とし
養生をして塗料が付かないようにした窓やドアなのですが、
どうしても染み込みはおきてしまいます。
テープをしっかりと張っていてもサッシの段差から染み込んでしまいますので、その塗料をきれいに落とします。
使用するのは「洗浄用シンナー」と呼ばれるシンナーで、布切れに少々染み込ませて塗料を溶かしながら拭き取ります。
・タッチアップ
タッチアップとは大きく二つ
まず「塗り残しをなくす」
私たちも人間ですので、しっかり塗装をしているつもりでも
塗り残しが出てしまいます。
塗装したすべてをもう一度よく確認をし、塗り残しがあれば再塗装をして
きっちり納めます。
二つ目は「付着を直す」
外壁が塗りあがってから、付帯部の塗装をするので
付帯部の塗料(今回は黒色)が少なからず外壁に付着してしまいます。
その付着した塗料を落としてから、上記と同様に再塗装をして納めます。
別の塗料が別の場所に付着した場合はすべて同作業を行います。
・窓拭き
お家にある全ての窓を水拭きします
もちろん外側のみですが、足場があるので天窓など普段できない所まで水拭き出来るので、お客様にはすごく喜ばれます。
・ゴミ拾い
お家の周りのゴミを拾います。
塗料のカスやテープの端切れなどが落ちるので、すべて回収します。
ついでに目の前の歩道なんかも掃き掃除したりもします。
私たちはお家を綺麗にやってきたのに、汚して帰るわけにはいきませんよね!
窓ふきやゴミ拾いは見積書には当然記載されていない、最低限のサービスです。
もしかしたら他社では「見積書に書いていないのでやりません」と言われるかも!?ですので、しっかり確認をしましょう。
この後は足場を解体して、さらに足場解体時に出たゴミを拾います。
以上で作業が終了になります。
今回の妻の実家では、軒天を洗浄時に違和感がありました。
ある一部分だけオレンジ色の前塗膜が異常に剥離し、その素材自体も脆くなっている場所があったのです。
一部分だけ以上に剥離するのは雨漏りが原因です。
※外壁ですと雨漏りのほかにもお風呂場内部からの浸水もあり
屋根を見てみると
瓦下のベニヤ板が腐っていて、そこからの雨漏りが原因でした。
幸い室内には浸水せずに、すべて軒天にまわっていた様です
瓦屋さんに見てもらった所、「煙突からの排水路と天窓からの排水路にスズメが巣くってしまい、その排水路を塞いでしまったために、雨水がオーバーフローして、ずっとこの部分に流れてた」との事でした。
瓦屋さんに屋根の修理を頼んで、しっかりと直してもらいました。
実家のご両親(施主様)も「今回の塗り替え工事が無ければ、さらに数年気が付かなかったよ、塗り替えしてよかった」とおっしゃって下さいました。
このような不測の事態もございますが、お見積り以外の出費が発生する場合は必ず事前にご相談をいたします。
事後報告でご精算は絶対にありえません。
↓
このシリーズも最後です。つたない文章で、不慣れな部分も多かったかと思いますが
ご愛読ありがとうございました。
おわり