塗料には大きく分けて水性塗料と溶剤塗料があります。
水性塗料とは、水で薄めたり洗ったりできる扱いが容易な塗料です。
溶剤塗料とは、薄めるには専用のシンナーを使い、道具を洗うにも洗い専用シンナーが必要なひと手間かかる塗料です。(厳密には別物ですが、分かりやすく言うと油性です。)
水性塗料の大きなメリットとしては、臭いがしにくいことです。
一般的は「低臭気」や「臭いがしにくい」と言われています。
下記からは、私が感じた臭いの感想を詳しく列挙したいと思います。
塗料自体は独特の臭いは若干しますが、溶剤塗料と比べるとかなり抑えられています。
溶剤塗料を臭気レベル10とすると水性塗料はレベル3くらいです。
こちらの画像は水性塗料のパンフレットから抜粋になります。↓

こちらは溶剤塗料のパンフレットからの抜粋です↓

どちらも、同じメーカーの同じ塗料の水性か溶剤かの違いだけです。
これらを外壁に塗るとどう感じるか?↓
※条件=外壁には窓があります、しかし窓は養生(ビニール)で塞がれています。換気用にビニールが開閉できる窓もある外壁に塗装をしました。中のお施主様のお気持ちになって書いています。

水性塗料と言えど中に臭気は感じます。はっきりと臭い!とはなりませんが『なんか独特な空気の淀みを感じる』と表現しました。レベル1です。
溶剤塗料ではどうでしょう。こちらは、はっきりとシンナー臭というか嫌な臭いを感じます。敏感な方だと居られないくらい強く感じるでしょう。レベル6です。
外壁や軒天に塗装した塗料の臭いは、外壁材自体からじんわり染み込むこともありますが、その大半は軒天井の空気穴や換気口や窓の隙間など、換気設備からお家の中に入ってきます。
どちらの塗料もその日に塗装をしても翌日にはきれいさっぱり無臭になります。
どちらの塗料も2階の方が臭いは強いです。→暖かい空気に乗って臭いも上へと集まり濃縮するからです。水性塗料レベル3 溶剤塗料レベル9
これらが私が感じた、臭気の感想です。
これらの状況から溶剤塗料は悪い面ばかり目立ってしまいましたが、
私は圧倒的に溶剤塗料をオススメ致します。





