妻の実家で塗り替え塗装⑤下塗り塗装

詳しく解説していきます!

今日は外壁の下塗り塗装です。

下塗り塗装とは

中塗りと上塗りを良条件で定着させる為に塗装することです。

今回の窯業系サイディングに使用するのは浸透シーラーです。

壁材の内部まで浸透して壁材自体を強化しつつ中塗りを定着させるための接着剤の役割も果たします。

画像1


※透明なので艶が出ているのが分かりますね

ちなみに弊社で主に使用する下塗り材ですが

鉄板系屋根・・・2液型溶剤サビ止め

スレート屋根&コンクリート瓦・・・水性シーラー

モニエル瓦・・・スラリープライマー

窯業系サイディング・・・浸透型シーラー

鉄板系サイディング・・・2液型サビ止め

モルタル・リシン・ALC・・・水性微弾性ホールド材

です。

簡単に使用理由を記していきます。

2液型サビ止めですが

鉄系には必ずサビ止めを使用します、

また2液型とは主剤と硬化剤を適量混ぜて使用する塗料です

1液型(そのまま使用する塗料)よりもガッチリ固まって壁材にしっかりと食いつきサビを抑制します。

しかし主剤と硬化剤を一度混ぜると使用時間に制限がある為に

攪拌した材料は使い切るか廃棄するしかありません、

廃棄は産業廃棄物に属する為、DIYでの使用は難しいかもしれません

2液型サビ止め

メリット→さび抑制能力が高い

デメリット→1液型より高価・使用時間に制限あり・必ず秤が必要

と。メリットはお客様に大きく、デメリットは施工店の手間に傾いています。

水性シーラーですが、

スレート屋根とコンクリート瓦の屋根に使用していますが

なぜ水性を使用しているのか?

弊社の塗替え塗装の場合は「以前にも屋根を塗り替え塗装をした」というお客様がほとんどです。

その以前に塗り替えをした業者がどのメーカーのどの様な塗料を使用したのかは、私たちが知らないのはもちろん、お客様も把握していません。

しかしその塗料はほぼ水性塗料で塗装をしています、

そんな以前の塗り替えで使用した水性塗料の上から

今回の塗り替えで溶剤の塗料を使用してしまうと、以前の水性塗料が自然と剥がれてきてしまいます。

その現象を起こさせないために以前と同じである、水性のシーラーを使用します。

スラリープライマーですが、

モニエル瓦の塗り替え専用のシーラーです

モニエル瓦とは速乾洋瓦とも言います

1枚の瓦にボコボコとかまぼこ型の突起が二つ見られ

洋風住宅の瓦に使用されます。

水性微弾性ホールド材ですが、

シーラーよりも塗膜に厚みがあるのが特徴で、ごくごく小さなひび割れや気泡の穴(ピンホール)はこの水性微弾性ホールド材でしっかりと埋まってしまうので、モルタル外壁・リシン外壁・ALC外壁に使用します。

おわり

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