築25年の内装の塗り替え

以前に屋根と外壁の塗装をした斎藤様から
今度は内装の塗り替えのご依頼をいただきました。
斎藤様は二代目代表の同級生です。
ある晩に電話がかかってきて
「内装の塗り替えを自分でやったんだけど、うまくいかなくて・・・」
と助けを求める声でした
電話口だと現状がわからないので
翌日現場を見に行くことにしました。
和室は砂壁で敷居や柱は木で出来ています、ごく一般的な和室です
洋室は壁も天井もクロス張りでしたこちらも一般的な部屋ですね。
このうちの柱や敷居の木部関係と和室の壁一面を塗った状態でバトンを渡されました。

もともとは、黄土色でした下記の写真は元の壁との比較がわかりやすいと思います

まずは養生です、施主様は養生無しで塗装していたので木部や床にも白のペンキがたくさんついてしまっています。

写真の養生は私たちが施工したものです、養生前の写真は撮り忘れました(トホホ・・・)
養生が済んだら次はシーラー塗りです。
シーラーで砂粒が落ちたりはげたりするのを防ぎます。施主様はシーラーを塗らずに直接壁にペンキを塗ってしまったので
壁の奥、砂の間まで塗料がいきわたらずにムラになってしまっています。
シーラーでしっかり基礎つくりをしたら、中塗、上塗りと塗っていきます
ここでは断熱塗料ガイナを使用しました。
一度塗りだけだと、断熱効果も薄く、また元の壁の色が透けてしまうので必ず二度塗りをします。
合計で三回塗りますね。
養生をはがしたら、今度は木部を塗っていきます。
壁やサッシの見切りに注意しながら塗っていくと写真のような仕上がりになります。

洋室はフローリングや、まわり縁・巾木などの木部は塗らずに
クロス部のみ塗装をしました。
クロスには長年の生活での様々な痕跡が見られます
タバコのヤニの黄ばみ・シールやテープの跡・キズや穴
シールやテープの跡はシンナーで拭きとっておきます
小さなキズや穴は塗料で塞がってしまいます、ねじ穴はコーキングで埋めます
抜けてしまった穴は、石膏ボードを張り直して目立たなく処理しました。
木部や電化製品を養生して、シミ止めシーラーをまず塗ります
塗料の食い付きを良くする狙いがあり、タバコのヤニなどが染み出してくるのを
予防する効果があります。
中塗りと上塗りは、断熱塗料ガイナを使用しました
クロスの柄の影響からさらにもう一回塗りこみ
計4回塗りで仕上げました。

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